宮崎の小学生が1年間で宅習ノートを100冊おわらせた方法

  • 2019年6月27日
  • 2019年6月27日
  • 学習
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効果的な「宅習」のルール

塾長(小学生)
ばあちゃーん、5時からたけちゃんと遊ぶ約束したから行っていー?
ばあちゃん
今日もね!?宅習終わらせんと行ったらダメよ!

ばあちゃんとの「鉄のおきて」

私の両親は共働きで帰りが遅くなることもあったので、
小学生時代、学校が終わると自宅ではなく近くに住んでいる「ばあちゃん」ちに帰っていました。
「ばあちゃん」は元教員でしたが同じく教員だった「じいちゃん」が60前で亡くなった時に早期で退職しました。
元教員のばあちゃんは勉強に対して厳しく、ばあちゃんとの間には、宅習が終わらないと遊びには行ってはいけないという「鉄のおきて」がありました。
友達との約束があろうが何だろうが、「鉄のおきて」は絶対です。
友達の家にはないルールを不満に思いながらも、やらないと本当に遊びに行かせてもらえなかったので、必死に終わらせていました。
当時は学校からの宿題はほとんどなく、その代わりに毎日「宅習帳」を担任の先生に提出していました。
クラスのルールで毎日最低ノート1ページに何らかの「勉強」をして提出だったと思います。
宅習帳には先生からの一言コメントと花丸がつけられて返却されて、
毎日何とコメントしてくれているのか、楽しみにしていた記憶があります。
一種の交換日記的な役割も果たしていたのかもしれませんね。
これは実際の私の小学校5年生の時の宅習ノートです。25年前のノートを保管してくれていました。
画像が小さくて見えにくいですが、
先生の字で「おめでとう100さつ目かね 2/14」
とコメントしてくれています。
数年前にこのノートを実家で見つけたときは、目を疑いました。
宅習100冊!?
2/14と日付が書いてあるので、小学校5年生の塾長は、年間100冊以上の「宅習帳」を提出していたようです。
どのようにして100冊もの宅習帳を1年間で提出したのかは、またのちほど。
今の小学生や中学生に話を聞くと、クラスごとにルールがあって、たとえば
  • 一日〇ページ
  • ページはぎっしり埋めなければならない
  • 1ページを2分割(線を引いて)して使う
  • 1日1教科ローテーション制

などなど。担任の先生によっていろいろあるようです。

ところで、実は「宅習」という文化、宮崎特有のものだと知っていましたか?

どのようにして「宅習」が宮崎に根付いたのかは定かではありませんが、
宮崎では宅習が小・中学生の学習に大きな影響を及ぼしています。

なぜ「宅習」をやるのか

こちらは良い子が育つ都道府県ランキングです。

2014年4月共立総合研究所が、文部科学省「平成25年度全国学力・学習状況調査」(小学6年生対象)の分析によりランキングした「いい子どもが育つ」都道府県ランキング(2013年度データ)から結果を見ていきましょう。

2014年4月共立総合研究所が、文部科学省「平成25年度全国学力・学習状況調査」(小学6年生対象)の分析によりランキングした「いい子どもが育つ」都道府県ランキング(2013年度データ)から結果を見ていきましょう。

https://tabizine.jp/2018/05/05/183985/

表はResemomさんを参照させていただきました。

総合評点 生活習慣 意志・人格 家庭 道徳・規範 地域
秋田県 1位 1位 1位 16位 1位 2位
宮崎県 2位 14位 2位 1位 2位 1位
山梨県 3位 2位 5位 3位 3位 18位
テレビゲーム・メール等 社会への関心 学校生活 学習意欲・習慣 コミュニケーション能力 体験
秋田県 14位 1位 8位 2位 1位 1位
宮崎県 2位 3位 1位 1位 2位 34位
山梨県 38位 12位 12位 10位 19位 4位

宮崎県はこのランキングによると、良い子が育つ都道府県第2位に位置しています!
住んでいる方からするとそうなのか?と思ってしまうところもありますが、まあそうなのでしょう(笑)
素直に喜んでおきましょう。

学習意欲・習慣のところに注目していただくと、
全国で1位となっています。これは「宅習」によるものが相当大きいと考えられます。

宅習という文化は、宮崎の小学生・中学生にとって、半強制的ではありますが
学習習慣を根付かせているのです。

塾の先生という立場から言わせてもらうと、
特に小学生時に宅習の習慣がしっかり作れていた子とそうでない子とでは
中学生・高校生になった時に、差が出てくる傾向にあります。

単純な計算練習・読み書きというのは、すべての基礎であり、
その基礎ができているかどうかというのは、
その後、高度な内容を学ぶ上で大きく影響してきます。
小学生のうちは強制でもなんでもいいので、しっかりと「宅習」に取り組ませるべきだというのが私の立場です。

では、宅習では何に取り組めばよいのか?紹介していきましょう。

「宅習」は基礎練習にもってこい

小学校5年生の1年間で100冊の宅習帳をおわらせた私は、どのようなことをやっていたのかをまず紹介しておきます。

私が小学生の時は、クラスのルールよりはばあちゃんの「鉄のおきて」が適用されていました。

  • ノルマ制である
  • ノートを〇ページ「埋めろ」というルールではない
  • 問題集の〇ページから△ページをスケジューリングしてある
  • 国語(漢字)と算数(計算)は毎日必須
  • 〇分以上やるとかの時間ノルマはない
  • 字が汚かったら全消去してやり直し
  • 365日制である(やり溜め可)

上記をふまえて、基本的に私がやっていた内容は、

  1. 漢字ドリル⇒読み・書き両方1日1単元
  2. 算数ドリル⇒計算なら〇問、文章問題なら〇問
  3. 市販の問題集⇒問題書き写して解く

①の漢字ドリルは、まずドリルを見ながら漢字例文を書き写します。右にはルビが書けるスペースを空けておきます。
次に、ドリルの裏の同じ漢字のひらがな例文をルビを書く漢字で書き写していきます。

問題を書き終えたら、自分で書き写した問題を解いていくって感じです。
同じ漢字の読み問題と書き問題を同じ日にやっていました。ドリルで言うと裏表一枚分だったと思います。

ポイントは、例文を書き写していることです。筆写です。これ大事ですよ。「例文」を筆写です。
漢字の意味、使い方まで一緒に覚えられます。一石二鳥どころじゃないですよ、三鳥、四鳥くらいの価値があります。

よく、同じ漢字をひたすら何回も書く練習をしているのを見ますが、
この形でやって、できなかったものだけを、回数を決めて書いていく方が良いと思います。

進めるスピードは、学校の進度は関係なく、どんどん進めてました。漢字に習った習ってないは関係ないですからね。
だから、一年通して漢字ドリルは何周もやっていました。

問題集・ドリルには何周やったかわかる目印をつけていて、周回数が少ないものを優先してやるってこともやっていた気がします。

 

算数は、ひたすらドリルの計算練習です。ただ、ものすごくパターンが限られる(何周もやっているから)ので、
市販の問題集や、「毎日の学習」っていう教材もやっていた記憶があります。これは国語もやってましたね。

算数は、計算練習だったら〇単元分、文章問題だったら〇問やるってノルマが決まっていたと思います。

ここでもポイントは、計算も文章問題も、問題を筆写していました
やはり筆写しながら問題を「読み解く」ことをしていた気がします。

そして、ノートの「空白」はまったく気にしてませんでしたね。
ルールは「〇ページ」でも「〇時間」でもなく「ここからここまで終わらせる」
だったので、ノートの空白を埋めるなんて意識はこれっぽっちもありませんでした。
だから、1日10ページとか平気でやってましたよ。ガチ。

だから、一年間で宅習帳100冊なんてことが起こったんだと思います。

「書く」スピードよりも「考える」スピードの方が速いから・・・

私は必ず、今日やるところの全問の問題を書き写してから、問題を解いていました。

なぜかというと、今考えてみればなるほどと、自分でも思うのですが、
問題を書き写している間に、頭の中で解いちゃうんですね。
だから、そのまま答えを書かずに、問題を全問書き終えてから、答えを書いていけば、
2回解くことになるんです!かかる時間はそんなに変わらないです。

複数回同じことをやるということは、定着しやすくなるということです。
意識せずに、これをやらされていたんですね(笑)大人になってから気づきました。

宅習は別に難しいことをやる必要はないと思います。
とにかく基礎練習の場にすればよいと思います。

ちなみに、塾長(日向市出身)は小学生の全国模試で一桁番台とか二桁番台をふつうにとってました。
宅習によって築き上げられたものは強大だったんです!
(一応塾には通っていました。サボりまくって親が呼び出されたりしていたようです(笑))

そんな塾をさぼりまくる田舎の小学生でも、毎日のほぼ強制的な学習習慣でしたが、
宅習によって、それなりの学力を得ることになりました。うちは男3兄弟なのですが、
3人ともこのやり方で育てられ、みんなそれなりの基礎をもってその後の道に進んでいきました。

もちろん、その後の努力がもっともっと大事なのですが、
小学生時点である程度の基礎を築いているかどうかは、
その後、勉強が「得意」か「苦手」かぐらいの差になって表れると思います。

「得意」なまま中学生、高校生になった方が、勉強面では得することが多いでしょう。

たとえば、小学校・中学校時代の学校の宿題なんかは、
その問題の答えを書くスピードより速く、次の問題の答えがわかる(答えを書きながら頭の中で次の問題考えてる)ので、
鬼のようなスピードで終わらせてました。

夏休みの宿題が終わらなくて、答えを見ながら書き写してる子とかを見ると、
逆に時間かかるやんとか思ってました。やなやつですね(笑)
私は実質答えを書く時間だけで終わりますから。
答えを見て書くって2倍時間かかりますよね(笑)

ただ、字は汚かった(雑)でした。よく全消しの裁定が下っていましたね(笑)
なにせ、考えるスピードに書くスピードが追い付かないから雑になっちゃうんです。
これ結構あるあるなんじゃないかと思うんですがどうでしょう?(笑)

今日から始める宅習貯金

宅習に取り組むうえで私が大事だと思うことは、ここまでに語ってきました。

とにかく筆写と繰り返しです。
(実はこれって大学受験までを通して重要なんですが、ほとんどの高校生はできてません・・・、
その話はまた今度・・・。)

あとは、実行あるのみです。

難しいことをやる必要はありません。
毎日習慣にすることが一番大切です。小学生のうちは強制的にでも習慣を作ってあげてください。

小学生時代につくられた宅習貯金は、
結構長年影響与えますよ。これほんと。

がんばることを継続するのは難しいです。
習慣にしてしまいましょう。
めんどくさいと思っても、まず机に向かって、ノートを開くことまでやってみましょう。
低学年のうちは、子供が宅習をする時間、親も勉強するなり、読書をするなり、
同じ空間で、テレビなどは消して、同じ時間を過ごしてみましょう。

宅習100冊のその先に何が待っているか。

実行した人にしかわからないものがあるかもしれません。

やってみてください。

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