【関係詞①】関係詞を理解するための準備【Episodeゼロ】
【関係詞②】関係代名詞と関係副詞【関係副詞ってネーミングが不味い!?】
【関係詞③】限定用法と継続用法【東京って世界にひとつ!?】←イマココ
【関係詞④】関係代名詞what【whatを制する者は名詞節を制す!?】
【関係詞⑤】関係詞as,than,but【え?これも関係詞なの?】
【関係詞⑥】連鎖関係詞【SVVは連鎖のサイン!】
【関係詞⑦】複合関係詞 whoever 【英語は「誰が教えても」同じか!?】
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【関係詞⑦】複合関係詞 whoever 【英語は「誰が教えても」同じか!?】
限定用法と継続用法
次の2つの文を意味の違いに注意しながら和訳せよ。
- (1) I have three daughters who are teachers. 右の+をクリックで答え⇒
- 私には教師をやっている娘が3人いる。
- (2) I have three daughters, who are teachers. 右の+をクリックで答え⇒
- 私には娘が3人いるのだが、彼女たちは教師をやっている。
(1)の文は3人以上の娘がいて(いる可能性が含まれていて)、その中の3人が教師をやっているという意味になります。
(2)の文では、そもそも娘は3人しかいなくて、その全員が教師をやっているという意味になります。
(2)の文では、そもそも娘は3人しかいなくて、その全員が教師をやっているという意味になります。
この例文は、
関係詞の
- 限定用法
- 継続用法
(制限用法、非制限用法って呼ぶこともあります)を説明するときによく使われる例文です。
和訳の仕方を見てみましょう。
【限定用法】
(1) I have three daughters who are teachers.
赤マーカーのをひとつのカタマリとしてみると
私には、教師をやっている3人の娘がいる。
先行詞を説明しながら「これこれこういう先行詞」という形で訳します。
(1) I have three daughters who are teachers.
赤マーカーのをひとつのカタマリとしてみると
私には、教師をやっている3人の娘がいる。
先行詞を説明しながら「これこれこういう先行詞」という形で訳します。
【継続用法】,(カンマ)+関係詞
(2) I have three daughters, ⇒who are teachers.
対して(2)では、⇒の部分に接続詞を捕捉し、関係代名詞を代名詞として訳します。
私には3人の娘がいて(and)、彼女らは教師をやっている。
(2) I have three daughters, ⇒who are teachers.
対して(2)では、⇒の部分に接続詞を捕捉し、関係代名詞を代名詞として訳します。
私には3人の娘がいて(and)、彼女らは教師をやっている。
限定用法 先行詞を形容詞的に修飾する
継続用法 先行詞、または主節全体を補足説明する
継続用法 先行詞、または主節全体を補足説明する
このように関係詞の前にカンマがあるかないかで意味が変わってくる文があるので注意しましょう。
次のように意味があまり変わらない例もあります。
次のように意味があまり変わらない例もあります。
I bought a CD which was released yesterday.(昨日発売された(ある)CDを買った。)
I bought a CD, which was released yesterday.(昨日CDを買ったのだが、それは昨日発売された。)
「東京、そこにはたくさんの人が住んでいる」と「たくさんの人が住んでいる東京」は英語的には違う
【限定用法】 I live in Tokyo where many people live.
私はたくさんの人が住んでいる東京に住んでいる。
【継続用法】 I live in Tokyo, where many people live.
私は東京に住んでいて、そこにはたくさんの人が住んでいる。
私はたくさんの人が住んでいる東京に住んでいる。
【継続用法】 I live in Tokyo, where many people live.
私は東京に住んでいて、そこにはたくさんの人が住んでいる。
(1)の文には、
たくさん「東京」って都市があって、その中の「たくさんの人が住んでいる東京」に私は住んでいるという意味が含まれます。
でも、「東京」は世界にたったひとつですよね。
「東京」のような固有名詞は「限定」する必要がありません。
ですから、固有名詞を補足説明する場合には、継続用法(,(カンマ)+関係詞)を使うのが普通です。